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今朝何気なくテレビをつけるといつもの「新報道2001」がやっていた。

途中から見たのだが、財政破綻寸前まで行った王滝村の事例から、地方から日本を元気にする
にはどうすればよいか、といったことを討論しているようだった。

「観光資源がない」という項目のところで、武雄市の樋渡市長が実際に王滝村を訪れるシーン。
「武雄市にはない資源があって羨ましい」と言いながら、御嶽山の麓に位置する王滝村で、その
御嶽山の信仰を意味する石碑がいくつも立ち並ぶ独特の雰囲気が立ち込める場所や熊野古道
よりも好きだという神社を回った。

最後に王滝村役場の瀬戸村長に会って開口一番、
「武雄市生まれ武雄市育ちの職員を1年くらい研修に連れていきたい。だめだったら2週間とかで返して
もらって構わない」と提案。
その場ですぐ返答できない村長に対してすごくやきもきしたのだけれど、それは瀬戸村長も思っていた
らしく、その後の村長のインタビューで、
「彼の熱意には圧倒された。期待にすぐ応えられないのが悔しい。」
と述べていた。

「役場が変われば町も変わる。」と樋渡市長。その通りだなぁと。
役場が変わることを住民はただ受身で待っていては当然変わるものも変わらないわけで。
役場サイドも変わる努力をしなければならないし、住民サイドもその働きかけが必要。
協力隊の立場というと、そのちょうど中間に位置するのではないだろうか。

その中間の立場にいる自分は、じゃあ一体何が出来るのか。それは住民の声、現場の声を役場に
伝えること、だろうか。
現場の声を知っているようで知らないのが役場であり、住民も役場に対してさほど期待はしていなく、
むしろ嫌がる傾向が強い。協力隊はその性質上役場に籍を置くものの、正式には村職員ではない。
中間に位置する自分は、そういった橋渡し的な役目も担っている、と思っている。

問題はその伝え方である。当然担当職員と話をするのが基本ではあるが、手っ取り早いのは村長への
直訴だろう。内容にもよるが、そのほうがことがスムーズに行くこともありそのあたりは適宜判断するより
他にない。

兎にも角にも、地方の元気が国の元気になることは間違いなく、大阪府知事の唱える「大阪都構想」は
地方が力を持つことで日本だけではなく世界に通用する強い自治体の重要性を訴えていると思う。


樋渡市長のブログ「武雄市長物語」の文の中に、

「武雄でもそうしてますが、やっぱり、現場をしっかり見ること、住んでいる人たちからしっかり話を聞く
こと、これに尽きると思いました。」

とあった。
「泰阜村の人は果たして本当に村の振興を歓迎しているのか」
「今のままでいいと思っているのではないか」

このあたりを村の人にも聞いてみたいと思った。



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私も見ました
私も 偶然 この番組を見ました。
これだけの記事にまとめられる、貴方はスゴイ!

地元の住民のほうが、地元の良さに 気づきにくいですね。
私も然り です。
meguko 2010/12/26(Sun)23:46:51 編集
Re:私も見ました
樋渡市長も初めて王滝村を訪れて、王滝村に住む人が日頃何気なく
目にする風景に新鮮味を感じていました。そういう本当はすごく
いいのに気づいていないところを外の人間は見つけることができるんです!
自分の住んでいる環境と真逆の環境下ではそういうのが際立つんですね、
きっと。いえいえ、読書嫌いの人間が各文章なので稚拙ですいません^^
【2010/12/27 17:31】
無題
田舎が閉鎖的という都会人の言葉に含まれてるのはそういう意味(最後の二言)なんでしょうねぇ。

しかし話を聞くってぇのは中々メンドクサイもんで。まず、地元の人は自分のしたい話しかせずに人の話は聞かないわけで・・・。

っていうイメージがあるよね。


よくねぇなぁ・・・。
takerururu 2010/12/27(Mon)15:40:00 編集
Re:無題
あえて自分から聞きに行くというよりは、寄り合ったときに世間話的に聞いてみようかなと思ってさ。
都会に憧れる田舎の人と同じ感覚で、田舎に憧れる都会人の持っている正のイメージはそのままに、負のイメージを逆転させたいよね。「田舎ってすごいオープンなんだよ」とか。難しいかもしれないけど。
【2010/12/27 17:35】
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新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

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