何もないところがいいところ。
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昨日おとといと地区のお祭りだったため、ブログ更新が滞りました。完全ないい訳です、はい。
さて、サミットを通じて何を学んだか、です。
個人的にすごく感じたことは、直売所は「経営」という現実と農業の「振興」という理想の間にあって、どっちつかずの立ち位置にいるんだな、ということ。
語彙が少なくてうまく表現できないですが、成功している直売所の理念には、生産者のことを考えて少しでも作ったものが売れるようにしたい、少しでも手取りが増えるような環境を提供したい、と思っています。常に変化しようとしている、オンリーワンを追い求めています。
それが結果として地域振興、農業振興へ繋がるわけですが、現実そればかりを追っていても経営をしていかなくてはいけない。その間に立って、難しい舵取りを迫られているのが今の直売所の姿なのかなぁと勝手に思ってしまいました。
箱物だけを市町村に負担して作ってもらい、経営自体は民間で行う形式を取っている直売所も多くありました。
この形式も疑問を感じます。
直売所が担う役割というのは、以前は生産者のささやかな要求を解消する場であったのが、今では地域づくり、産業づくりを担うほどにまで可能性を秘めたものにまで成長しています。(グリーンファームの小林社長の言葉にありました)
それを意識して取り組んでいる直売所がどの位あるのかよくわかりませんが、そういう気持ちを持って直売所を作ろうと本気で思っているなら、努力して小規模でもいいから始めて、少しずつ拡大していく。これが順序としてあるべき姿であって、いきなり箱物どかんと建ててもらって、とりあえずやってみるか、くらいな感じではじめている直売所が、実は結構多いのではないか、と思うわけです。
サミットの最後のほうにもありましたが、これだけ直売所が全国に乱立する中で、当然淘汰の時代がおとづれるのは必須であって、その中で残る直売所というのは、先にも言ったような「オンリーワン」の直売所であり、「目的」を明確に持った直売所になります。まさに農藝塾が目指している主旨と合致しています。
泰阜村に目を移すと、現状泰阜村の農産物を例えば飯田市のアンテナショップへ出す、といったことは難しいと思います。安定して出荷できるものや種類がないこと、また他商品と差別化できる売りがまだ出来上がっていないからです。こんな状態で出しても意味がなく、かえってマイナスになるだけです。
ではどうするか。今ある無人直売所を基地として、徐々に直売所を盛り上げていく。
これが現実的です。
この直売所は売り上げどうこう、ということを主目的としているわけではありません。
村で作った農産物を村で消費する循環の流れを作ることと、村の中でお金を動かす、経済活動を起こすことが目的です。
おすそわけの精神は素晴らしいです。おすそわけしたものと販売したものとでは、責任の有無がその違いです。販売することで商品に対する生産者の責任が生まれ、その責任に対しての対価としてお金をもらうわけです。またお金を払うお客さんは、見た目や量、品目で選ぶ自由があり、美味しいか美味しくないかを判断する権利があります。
おすそわけでは、たとえ美味しくなくても頂き物に対しては文句を言うことはないでしょう。直売所を通じた活動は、結果的に品質向上に貢献することになるのです。
確かな野菜を作り、確かな野菜を直売所で販売する。
宣伝をしなくても商品自身が自身の売りを語るような「物語」作りを目指します。
さて、サミットを通じて何を学んだか、です。
個人的にすごく感じたことは、直売所は「経営」という現実と農業の「振興」という理想の間にあって、どっちつかずの立ち位置にいるんだな、ということ。
語彙が少なくてうまく表現できないですが、成功している直売所の理念には、生産者のことを考えて少しでも作ったものが売れるようにしたい、少しでも手取りが増えるような環境を提供したい、と思っています。常に変化しようとしている、オンリーワンを追い求めています。
それが結果として地域振興、農業振興へ繋がるわけですが、現実そればかりを追っていても経営をしていかなくてはいけない。その間に立って、難しい舵取りを迫られているのが今の直売所の姿なのかなぁと勝手に思ってしまいました。
箱物だけを市町村に負担して作ってもらい、経営自体は民間で行う形式を取っている直売所も多くありました。
この形式も疑問を感じます。
直売所が担う役割というのは、以前は生産者のささやかな要求を解消する場であったのが、今では地域づくり、産業づくりを担うほどにまで可能性を秘めたものにまで成長しています。(グリーンファームの小林社長の言葉にありました)
それを意識して取り組んでいる直売所がどの位あるのかよくわかりませんが、そういう気持ちを持って直売所を作ろうと本気で思っているなら、努力して小規模でもいいから始めて、少しずつ拡大していく。これが順序としてあるべき姿であって、いきなり箱物どかんと建ててもらって、とりあえずやってみるか、くらいな感じではじめている直売所が、実は結構多いのではないか、と思うわけです。
サミットの最後のほうにもありましたが、これだけ直売所が全国に乱立する中で、当然淘汰の時代がおとづれるのは必須であって、その中で残る直売所というのは、先にも言ったような「オンリーワン」の直売所であり、「目的」を明確に持った直売所になります。まさに農藝塾が目指している主旨と合致しています。
泰阜村に目を移すと、現状泰阜村の農産物を例えば飯田市のアンテナショップへ出す、といったことは難しいと思います。安定して出荷できるものや種類がないこと、また他商品と差別化できる売りがまだ出来上がっていないからです。こんな状態で出しても意味がなく、かえってマイナスになるだけです。
ではどうするか。今ある無人直売所を基地として、徐々に直売所を盛り上げていく。
これが現実的です。
この直売所は売り上げどうこう、ということを主目的としているわけではありません。
村で作った農産物を村で消費する循環の流れを作ることと、村の中でお金を動かす、経済活動を起こすことが目的です。
おすそわけの精神は素晴らしいです。おすそわけしたものと販売したものとでは、責任の有無がその違いです。販売することで商品に対する生産者の責任が生まれ、その責任に対しての対価としてお金をもらうわけです。またお金を払うお客さんは、見た目や量、品目で選ぶ自由があり、美味しいか美味しくないかを判断する権利があります。
おすそわけでは、たとえ美味しくなくても頂き物に対しては文句を言うことはないでしょう。直売所を通じた活動は、結果的に品質向上に貢献することになるのです。
確かな野菜を作り、確かな野菜を直売所で販売する。
宣伝をしなくても商品自身が自身の売りを語るような「物語」作りを目指します。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。
今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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