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泰阜村産のトマトを始め、ほうれん草の取扱をしていただいている、(有)トマトさんが毎年開催している関係者親睦会に地域おこし協力隊3人で参加してきました。

生産者を始めとして、物流販売に携わる方総勢約40名の方が参加しました。

長野県からの参加も泰阜村だけではなく、下條村、木曽町、松川村から生産者の方が参加をしており、名刺等交換をさせてもらいました。

印象的だったのは、みなさん50代から60代くらいの生産者の方々だったのですが、地域おこしだとか
村おこしといったことに対して興味関心があり、自分の今の立場、取り組んでいる内容、これからの展望などを興味深く聞いていただけました。

松川の方は、町議会議員の方でもあり、今町おこしにどうやってとりくんでいこうか、ということを考えだしている段階で、是非一度関係者と共に泰阜村にいって勉強させて欲しい、と言っていただきました。

同じ伊那谷下伊那地区に住んでいるのに、なかなか同地区同士での交流といったものがありません。こういった交流をきっかけに、今後も継続的に交流していけたらと思います。

夏場のほうれん草についても興味深い話を聞きました。

岐阜県産ほうれん草といったら、一大産地であるのですが、夏場の供給が安定せず、市場でもたとえロットが少なくても安定的に供給してもらえる産地を探しているとのことでした。

泰阜村のほうれん草についても興味をもっていただいていて、今後益々ほうれん草の需要というのが広がっていくことは間違いなさそうです。

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泰阜村に来ている緑のふるさと協力隊の2人が、1月30日からお隣阿南町かじかの湯にて
泰阜村物産展を開催中です。今日は休みだったので、実際に行ってきました。

僕は泰阜に来てもうじき3年になりますが、泰阜村にもこんなにいろんなものがあるのか、と
思うくらい、商品ラインナップが充実していたのには驚きました。
また、地元南信州新聞や信濃毎日新聞からの取材も既に受けており、その記事も一緒に
展示されていました。

899132a5.jpeg
かじかの湯での、こういった他市町村の物産展の開催は初めてのようで、かじかの湯
で昨年4月から地域おこし隊として働いている高橋さんが、緑のふるさと協力隊のブログ
を見て呼びかけたのが始まりです。


↓高橋さんのブログはこちら!↓

nurumayu log~今日の湯~


「他町村の物産展を開くことで自分のところの売上が下がったらどうするのか」といった凝り固まった考えがあるようですが、この取組は本当に素晴らしいことだと思います。これをきっかけに、例えば今泰阜村で取り組んでいるほうれん草の出張販売などをやらせてもらえたら、とも考えています。かえって相乗効果で温泉に入ってくれるお客さんが増えると思うのですがどうでしょうか。


自分のところが良ければ他はいいのか、という考え方ではなく、他が良くなることで自分が良くなる、という考え方も必要だと思います。
8a9cffc3.jpeg
物産展は2月5日まで開催しています。お近くまで来た際は是非足を運んでください!
温泉に入って、帰りに物産展で泰阜村のものを買っていただければありがたいです。

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一時レタス栽培では脚光を浴び、試験所等でも研究のされたソイルブロック。
レタスに関するマニュアルはあっても、ほうれん草のソイルブロックによる移植栽培について書かれた専門の栽培マニュアル、というのは未だこの世にはないものでしょう。

泰阜村で今まさにその栽培マニュアルを作成中です。

ソイルブロックマシンを製造する主要メーカーも撤退してしまった今、機械自体が貴重になっていますが、
幸いにも泰阜村にはソイルブロックマシンが現存してあり、現役で活躍しています。

ソイルブロックには、現在主流となったセルトレイに比べて利点が多く、「本物の野菜」を作る上で価値ある
ものだと思い、今も取り組んでいます。

ソイルブロックのすべてを網羅した完全マニュアル、といった形にはならないと思いますが、ほうれん草に特化した、栽培マニュアルは作ることができます。それは今までそれ一辺倒に取り組んできたからです。

このマニュアルが土台となり、将来の農業振興に少しでも役に立てば、と思い製作しています。
きっとこれが泰阜村で取り組む僕の最後の大仕事です。しっかりと完成させて泰阜村を離れます。

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泰阜村では、こちらが相手を知らないのに、相手がこちらを知っていることがちょくちょくあります。
そんな休日の今日もそんなことがありました。


昨年の夏に、同じ泰阜村の別の集落に住んでいる人(同じ高校の1学年違いの友達同士)が、もう何十年も泰阜村で会っていない、どうしているかなぁ、という話を聞き、まだ一度も行ったことのなかったというそのお宅に行って、何十年ぶりかの再開を果たした、ということがありました。

その時、「せっかくなので記念写真を取りませんか」

と提案して、1枚撮って現像していたのですが、それをなかなか渡せずにいたのです。
その写真を今日渡しに行ったところ、そのおばあちゃんではないんですが、別のおばあちゃんが、

「ほうれん草持って来てない?」

と聞いてきました。
僕は知らない人でしたが、相手は僕のことを知っていました。
しかもほうれん草を作っている、ということも。

今までほうれん草を作っていても村の人からそういった話を聞くことは多くはありませんでした。
しかし、ここ数ヶ月そういった声をあちらこちらで耳にします。それも面識の無い方からの声です。

それは、緑のふるさと協力隊が集落訪問に限らず、あちこちでほうれん草のことをPRしているからなんだと思います。それだけほうれん草が泰阜村の特産品とまではまだ行きませんが、着実に定着しつつある、ということの表れです。


泰阜村のほうれん草は間違いなく他の産地と比べて良い品質のものです。
ほうれん草が泰阜村の特産品となる日もそう遠くないのではないでしょうか。

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飯田合同庁舎にて、青年農業者成果発表会があり、発表者として参加しました。
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発表内容は、前回滋賀県の地域おこし協力隊研修会で発表した内容と同じでしたが、

「泰阜村の農業振興に対する取り組みについては、話には聞いていたけれど、今回発表を聞いて、改めて泰阜村で頑張っていることを知った。これからも頑張って欲しい」

「今後協力隊が増えていく状況で、新しい風をもっと泰阜村に吹かせていって欲しい」


といった意見をいただきました。

今回、興味のあったのは、有限会社トップリバーの嶋崎さんの講演会でした。
それは、「農業で生活できるモデルケース作り」を目指す農藝塾の目指す方向と重なる部分があり、参考になると思ったからです。以下講演会でのメモ書きです。

◯作れば売れる、いいものを作れば売れる時代ではなく、今は「お客様に喜ばれるものを作る」時代
◯農と農業は違う。農業は利益を出さない限り存続できない。
◯農業の活性化ではなく、農業”経営”が活性化すれば地域が活性化する。
◯大規模化することで利益を生み出し、雇用を生み出し、納税率を上げる。(大規模化できるところとそうでないところもあり一概には言えないが大規模化することによるメリットは多い)
◯日本の自給率は70%(生産額ベース)
39%や40%というのはカロリーベースであり、カロリーベースで自給率を出す国は殆ど無い(韓国や日本くらい)→野菜や果物などはカロリーが低く、逆に肉や小麦などはカロリーが高い。つまり、肉や小麦の生産量が少ないだけで必然的にカロリーベースでは数字が低くなる。

農藝塾の発表も聞いていただいていたようで、アドバイスをいただきました。
「硝酸が少ないから良い、というのはわかるが、硝酸が多いほうれん草は売れないか、というとそうではない」
と始まり、「200万や300万売ってもダメで、たくさん作って、たくさん売って、泰阜村のほうれん草を求める人を喜ばせることです」ということでした。

泰阜村において何度も言っている大きな課題というのは、まさにその生産量です。
次年度規模を拡大していきますが、将来的には泰阜村の遊休耕作地を含めた農業を包括的に維持・発展させていく機能も、農藝塾が担っていくのが理想だと思いました。
農藝塾が農業で利益を生み、雇用を生み、税金を納める。それが地域振興につながる。

なんかいろいろとスッキリしました。

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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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