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何もないところがいいところ。
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昨年から泰阜村の産直組合で取り組み始めたほうれん草栽培。
ちょうどそのタイミングに僕が緑のふるさと協力隊(この名称もう少し短くならんかなぁ)として泰阜村に
来たことが、僕がほうれん草栽培に取り組む1つのきっかけになりました。

すべてが初めてだった昨年は、最初こそ順調だったものの、問題は続出。
特に大きかったのが夏のほうれん草が全く出荷できなかったことです。
移植栽培という、ほうれん草栽培の中ではまさに「異色」の方法をとっていたため、ということもありますが、
移植栽培では苗が出来なければ、植えることが出来ません。
その肝心要の「苗」が出来なかったわけです。
そのため、8,9月と出荷0。

ただ、その間にも様々な実験や調査を行ない、苗ができなかった主原因を特定た。
その時の反省を生かし、今年リベンジの2年目。
当初から泰阜村に適した品種を探すための「品種選定」を柱に掲げた他、昨年の失敗を繰り返さないため
の簡易マニュアルも作成して配りました。

結果、品種変更やソイルブロックの原料変更などにより苗作りについてはかなり順調にいくようになり、現在も
目立った出荷の途切れもなく出荷しています。さらにほうれん草の取り扱い先も増え、少しずつですが軌道に
のってきたなぁと感じています。

一時問題になった輸送中のほうれん草のしおれや葉の黄変についても、鮮度保持方法の劇的な改善により、先日取引先で市況単価のおける最高値をつけるにまでなりました。

一度問題が発生し、それを解決したと思ったらまた次の問題がやってくる。

不思議なものですが、確かにその通り。そのため油断は禁物ですが、良い結果が生産者の
モチベーションを上げる要因になっていることは確かです。
ただほうれん草を作るための活動をするだけではなく、そうした面にも気を使って全体がいい方向に向かう
ようにすることも大事な役割だと思っています。



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今年も昨年に続き取り組んでいる蕎麦作り。
昨年は8月4日と9日に播種をしました。
今年は6日と11日。少しずれがあるものの、昨年とほぼ同じでした。また、今日は恵みの雨もあり、
順調に蕎麦が育つといいなぁ。
IMG_9790_ks.jpg IMG_9792_ks.jpg
つっちのかぶらハンマー投げ。なかなか様になってたよ。
IMG_9794_ks.jpg
管理機でも歯が立たなかったかぶらを備中で除去。来年はかなり労力が軽減できるはず。
IMG_9796_ks.jpg IMG_9797_ks.jpg IMG_9798_ks.jpg
IMG_9799_ks.jpg IMG_9801_ks.jpg
播種、鹿避けネットで、無事作業終了。お疲れでした!

梨久保で3人で話していたときのこと。
何をきっかけに話が弾んだか忘れたけれど、
「毎年来る協力隊が泰阜村に残っていけば、協力隊が増えていく。そしたら、みんなで集まって
村を作ろう!村が出来たらそこで協力隊の受け入れをやっていくってのもいいね!」

軽ーい感じで話していたわけですが、なかなか面白いなぁと思いました。
鉄腕DASHの「DASH村」みたいな。
具現化するにはいろいろと課題はあるけれど、そういうのを抜きにしていろいろとこういう発想が湧いて
くることがまず大切なことだと思います。どうこう考えるのはあとでいくらでもできるわけだし。

ここでいっている村=組織と考えると、今取り組んでいる農藝塾がそれにあたるんじゃないかな、と。
協力隊村の考え方も1つの方向性としては面白いなぁ。

漆平野でも、雑草のように生えていて、繁殖力が強いために刈っては捨てていた花があるのですが、
それを切花にして直売所に出してみようか、とくっすーと話していました。数日中に販売してみます。

所詮1人で出来る範囲は限られてしまうわけですが、何人か集まるその範囲は一気に広がる。
いろんな発想も浮かぶし、それについて意見をぶつけることもできる。
いいですねー。本当。毎日大変だけれど充実しています。

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今日は久々の曇空。畑での作業がはかどりほうれん草にとっても作業する人間にとっても過ごしやすい
日でした。

さて、今年の4月7日より村で始めた「協力隊直売所」は、かれこれオープン4ヶ月を迎えました。
おかげ様で村の人の反応も上々。直売所についてこうしたほうがいい、といった意見を言ってくれる
人もいて、嬉しい限りです。

ただ、この直売所、続けているだけでは意味がありません。
「継続は力じゃない、力は進化だ」
と茨城県つくば市にある直売所「みずほの村市場」の長谷川社長は言っています。
その通りだなぁと。
続けていくだけなら、おそらくずっと続けていけると思います。
でも、ただ続けているだけでははそこからは何も生まれません。

ここからは自分の勝手でかつ漠然とした未来構想です。
まず、直売所を今の農芸塾の組織の中に組み込みます。「直売所部門」的なものを作ります。
すでに農芸塾の中に組み込まれているようにも思いますが、もう1段階踏み込んで、
ここでは直売所に出すための作物を作ります。ようは村内用の作物生産を手がけます。

村内で作った野菜を村内で消費することができれば、物流と販売の両方の問題はクリアするし、
農芸塾が新規就農希望者のモデルである一方で、地産地消のモデルとしても機能することになります。

つ村内で自家用に作物を作っているうちはたくさんありますが、自分で食べるものに関して、品質どうこう
といった責任がありません。そのため品質をあげようという努力をする必要も、極端な話なくていいのです。

が、村内向けとはいえ、そこに売買が生じれば、当然「責任」というものがついてまわります。
品質を高めるにはどうすればいいか。美味しい野菜とは何か。こういったことを追求していくことが求められ
ます。

そのために、農芸塾での経験や情報を生産者だけでなく、消費者にもフィードバックするための定期的な勉強会を実施したり、イベントを開催したり、直売所は、将来村内の移動販売や宅配、受注生産を手がけたり、メールマガジン、クーポンの発行などやれることはたくさんあります。


これからはいわゆる長年の「勘」で培われた農業はダメです。
古き良きところは生かし、変えるところは変えていく。
それを実現するためにも、農藝塾は絶対に必要です。

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明島に借りている3棟のビニールハウスのうち、1棟を育苗管理ハウスとして使っています。
遮光ネットも幅を長くしたり、内側と外側と2重にしたりして、ハウス内の「温度」を下げようと頑張っています
が、それでもハウス内で日中35度を超えることもあります。

ようは日が差しこまなければ、気温は上がらない(北小学校の倉庫がその例)のですが、水が蒸発するとき
にまわりの熱を奪ういわゆる「気化熱」によって、気温を下げる試みをしました。
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使わないと思っていた背負い型の動噴がこんな形で役立つとは思っていませんでした。ラッキー!

ハウス内の気温を均一にするために、扇風機を4台、フル稼働させていますが、その扇風機に取り付ける
「細霧ノズル」があります。これをとりつけ、動噴につないで稼働させると、口から細かい霧が勢いよく出て
風に乗って5m位飛びます。
細かいだけに蒸発も早いので、それだけ気化熱も早く起こります。

早速細霧ノズルありとなしとでどれだけかわるのか、温度を測ってみると、驚くべき結果が!
なんと、約4度の違いがありました。うぬぅ、おそるべき気化熱。
IMG_9759_ks.jpg
気化熱を利用して播種後土をかぶせた後に上から新聞紙をかけ、水をかけています。
床土の温度を下げ、発芽時の温度が発芽適温に近づくからです。

つっちーに手伝ってもらって、短い棚をこすえました。
気化熱が効くところと効かないところで、どういう変化が起こるのか。
ハウス内の温度はどう変化するのか。実験実験っと。
IMG_9760_ks.jpg
ビギナーズラックというくらい、結構すんなり出来てびっくりでした。(水平もなからOK)

畑の準備も同時進行でやりました。28mの畝を2つ,17mの畝を1つ。
いやぁこの暑さの中かなりエラかった。
IMG_9761_ks.jpg

明日は直売所の未来構想について書こうかと思っていますよ!

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昨年に引き続き、今年も泰阜村でそばを播きました。
漆平野と梨久保でそばを播く予定で、今日は漆平野です。
IMG_9750_ks.jpg IMG_9751_ks.jpg
草刈担当、つっちー&くっすー
耕うん機担当、川ちゃん、途中からつっちー
(自分で自分を撮った写真はありませんよ)

こないだ梨久保の草刈と耕耘をしたんですが、まぁ大変で。
かぶら?株のすごいイネ科の雑草がそこら中に根を張っていて、管理機でなかなか耕せない。。
手に豆は出来るわ、腕は疲れるわでエライ目見ました。
トラクターが入れらればどれだけ楽か、とついつい楽な方を考えてしまうくらいに。
でもみんなで協力した結果、なからいい状態になったので、後は梨久保も種まきしたいなーという状況。

IMG_9754_ks.jpg
小休止。松葉さんがおやつを作ってくれました。
その名も「焼きもち」。やきもちやかんようにたくさん作ってくれました。

いよいよ種まき。昨年はわざわざ手作業で畝を立てて播きましたが、今回は起こしてある程度平らに
したら、そのままばらまきです。最近はやりのね。
綺麗な種でした。
IMG_9755_ks.jpg
鹿避けネットは後日。最近は漆平野で鹿はあまりでていないそう。でも油断は禁物。
去年は台風で倒れた支柱の中の蕎麦の葉が食べられたのだから。

播種後に雨がふってくれれば最高なんだけれどなぁ。
つっちーが適当な雨乞いの祈祷をしとったけれど、結果はいかに!?次は豊作祈願だねー。


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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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