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九州出張2日目は熊本から福岡県久留米市へ移動しました。
農事気象学会会員であり、(有)丸富の営業部長である富松氏が組織する「月のリズム研究会」は、
地元農家さんを中心とした学ぶ会で、主に気象学会で発表される長期天気予測や植物生理を基に
それらを農業生産に活かすための考え方をみんなで勉強しています。

会自体は隔月15日の19時スタートで、20時30分までの1時間半。
それでも僕が入った日はみなさん議論が白熱して1時間以上延長しての会終了となりました。

僕は農事気象学会で、局所的な天気予測を作成する「寒だめしクラブ」を担当しており、全国の
寒だめしを作成しています。この日も、会員の方からお願いされていた寒だめしを渡して大変に
喜んでいただきました。また、全国の寒だめしを見ることが出来るようにインターネット上でも公開して
いるので、その説明もさせていただき、みなさんに興味を持って聞いてもらうことが出来ました。

農家さんからやる気を持って良いものを作るために農業生産に取り組める雰囲気がここには
ありました。その点でこの月のリズム研究会というのは、農家さんのやる気を引き出すことに成功
しており、作物の品質を競う産地間競争の土壌ができてきているなぁと感じました。

なにより冨松さんの農家さんからの信頼が厚く、はるばる広島から通っていた農家さんがいたほど。
それは冨松さん自身が、農家さんに少しでも儲かってもらえるように一生懸命に取り組んできた
何よりの証拠です。

泰阜村でもそのような有志組織を作って、村外の刺激だけで変わっていくのではなく、村内からの
変わろう、良くしていこう、という意識を生み出す環境づくりが大事だということを学んできました。
泰阜村でもそういった組織を作るよう計画していきたいと思います。


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6月14日から2泊3日で九州は熊本、福岡を回ってきました。
目的は、泰阜村で今取り組んでいる農藝塾の目指す目標「就農1年目で手取り300万稼ぐ
ためのモデルケース作り」を既に実現しているところが熊本県にはあります。

農業生産法人「キッチンガーデン」さんです。
現会長である西山正一氏ご夫妻2人でソイルブロックで作った苗の販売、そこから農家として
野菜の精算、そして今は研修生を受け入れながら農業生産を行う株式会社として活躍されています。

西山氏に実際に圃場や育苗センターを案内してもらいながらいろんな話を聞かせてもらいましたが、
非常に農業に対して熱い気持ちを持たれている方だということはすぐに分かりました。

「ソイルブロックによる生産システムは、新規就農者に対して非常に効果的なもので、特に中山間地
の狭い土地しかないようなところでは決して古い技術ではなく、これからの技術である」と実際に
そのソイルブロックを作ってやっている身からすると、こっちまで熱い気持ちにさせてくれるような、
そんな頼もしい言葉に勇気づけられました。

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ソイルブロックを含める移植栽培の要とも言える育苗ステージにおいて、育苗が順調に行っている
ことを物語るに十分なものが揃っていました。
土壌診断キットを自前で揃えて、自ら土壌診断よる施肥設計を行い、その都度施肥量を変える、と
いったこだわりよう。そのこだわりに応えるように根がしっかりブロックを抱えるように生えていました。
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棚が移動式になっており、女性でも一度に大量の育苗箱を遠くまで移動させることを可能にして
います。作る苗箱の量がとても多いので、作業効率を図っていることが至る所で見受けられました。
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ソイルブロック本来の利点である「植えずに置くだけ」というのをまさに絵に書いたように実践されて
いました。潅水設備も充実しているため、手間も省けるだけでなく、初期活着もスムーズにいきます。
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そんなに根が張っていないようにもみえますが、ひっくり返すとちゃんと地面に向かって根が伸び
ていました。

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ミニチンゲンサイがこれから先の販売品目の主流になるそうです。

キッチンガーデン一帯は、赤土土壌であり保水性に富むので野菜がおいしく出来る土壌がある、
まさに地の利を活かしているところも感心してしまいました。

この方法を最大限に生かした場合、10a(1反)あれば、700万程度売上を上げることができるし、
手取りも400~500万円は行ける、と考えているそうです。
なので、泰阜村のようなまとまった土地がなく、飛び地飛び地で畑を確保できるようなところでも
1人10a、10人集まれば、既に1ha(1町)が農地として利用されるだけでなく、それぞれが生活できる
農業、農業で生活が出来るモデルになれるんです。

おかげ様で、キッチンガーデンが今後もお互いにより良くなるように一緒に頑張っていきましょう、と
全面協力を約束していただいたので、これからの泰阜村の活動がより良いものになることは
間違いないと確信しています。

次回は福岡県久留米市の月のリズム研究会の参加の様子について書きたいと思います。






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ここ最近の天気でほうれん草はもちろん、キクイモの生長が著しく勢いが増しています。
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菊芋栽培は初めてですが、聞いていた通り、これは雑草には負けないな。
遠目で見たら緑のじゅうたんですよ。この先どうなるのか、まだ想像がつきません。

明日から九州へ出張に行ってきます。
今泰阜村で取り組んでいる活動の集大成が九州にあり、大いに勉強できるところが多いと思うので、
楽しみながらもしっかり吸収して還元していきたいと思っています。

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長野県下伊那郡の南部には五町村(下條村、泰阜村、阿南町、売木村、天龍村)があるのですが、
毎年この時期に農業委員会の視察として当番制で各町村を回るそうです。
今年は泰阜村が当番ということで、泰阜村の視察プログラムの最初に今取り組んでいる農藝塾の
ほうれん草の圃場を見に来てくれました。ざっと4,50人は来られたかと思います。

自分が写真に映るのは久しぶりです。
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遠目で見るとこんな感じ。大勢来られました。もちろん初めてです。
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農業委員の方々なので、栽培方法や管理について細かく質問を出してくれました。
嬉しくなって1の質問に対して5,6位の勢いで答えてしまいました(笑)
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気合を入れてこんなパンフレットを作っちゃいました。
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役場の方に作成してもらいましたが、裏の手作り圃場イメージ図は今年の緑のふるさと協力隊
にお願いして作成してもらいました。絵がかけるってすごいと思います、ほんと。

懇親会でいろんな町村の方々と話す機会があり、勉強になりました。
売り先を確保することよりも、今は生産基板を確立すること、これを第一にするべきだということを
再認識しました。販売するには安定した出荷が絶対条件であるということです。

今日の出会いを大切に、今後に活かしていきたいと思います。


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5月14日に田植えを終えてから、2週間たっても苗が黄色い状態が続いていて、
「もしかしたらこのまま枯れてしまうのでは?」という疑いさえあった我が農藝塾の田んぼ。

先日改良普及センターの所長さんと会う機会があり相談してみたところ、「追肥で様子を見よう」
という答えをいただき、先週の金曜日、6月3日に追肥をしたところ、効果テキメン!

今日改めて見てもらったところ「もう問題ないです」と嬉しい返答。1週間もしないでこんなにも変わる
ものなのか、というくらい緑緑になっていて自分でもびっくりでした。
ただ、追肥で効果テキメンだったのがもう1つ。アオミドロの発生です。水面がところどころこちらも
緑緑なっています。特別気にしなくても生育に悪影響は与えにくいとのことと、雨で流されるので、
ということだったので、放置することにしました。

え、肝心の写真?いつもどおり撮り忘れました(笑)
明日は南部5町村の農業委員の方々が大勢農藝塾の畑を訪れる予定です。
その時に明日の農業委員会の様子も兼ねて稲の写真もバッチリ撮ってきますよっ!

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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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