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昨日、商工会会員を対象とした新年会が開催され、地域おこし協力隊も参加をしました。
お話を頂いた商工会の方々に改めて感謝申し上げます。

今回商工会として初めて、地域おこし協力隊と会員との懇談会を企画して頂き、地域おこし協力隊
の活動を少しでも知ってもらうことができたこと、また会員の方からの意見交換ができて嬉しかったです。これといって、懇談会の進め方などに決まりがなかった分、いつもの発表会のような感じではなくて少し緊張していたのですが、楽しくできました。


懇談会の後の新年会の席、こういった席で一緒にお酒を飲むことがなかった方と一緒に飲むことができて、いろんな話をしていました。その中ですごく印象に残った言葉があります。

「協力隊だかなんだかが村に来て、それに対していろんなことをいう人がいるけれど、少なくとも協力隊が村に来てくれて、いろんな所に出かけていって、”村が明るくなった”それは間違いないなぁ。」と。

すごく嬉しかったです。素直に。
村が明るくなることで、それを喜ぶ人がいるならば、その人を喜ばせるために頑張りたいと思いました。

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1月15日(日)に村内で商工会会員を対象とした懇談会兼新年会が開催されます。
今回初めて、協力隊と会員の方との懇談会を行うことになり、僕も当日参加してきます。

当日どのような話をしたら良いか、考えをまとめたいと思います。

話を伺う限り、「泰阜村を盛り上げるにはどうしたら良いか」ということが1つのポイントとなると
思っているのですが、以前ブログにも書いたように、

「そもそも村の人は村を盛り上げることを良しとしているのか」
「現状維持で良いと思っているのではないか」

ということがまず頭の中をよぎりました。
どんなに村を盛り上げることを考えたとしても、そこに住む人の協力無くして成功は望めません。
そんな中でも着実に村おこしに向かっている事業が「泰阜村農藝塾」だと思っています。

地域おこし協力隊が中心となって取り組んでいる、農業振興からの地域振興、人材育成を目的
とした活動が僕としての答えです。そのために、今まで取り組んできたわけです。

つまり、

「村を盛り上げるには、この農藝塾活動を盛り上げていくことです。それも協力隊主体では
なく、最終的には住民主体、地域主体となるようにしていく必要がある。
邪魔をするようなことはせず、応援をしていただきたい」

ということです。


この考えは、個人的な考えであり、他の協力隊員とは考えが異なることもあるかと思います。
いろんな考えに触れる、触れたい、というのも相手方が求めていることだと思うので、当日は
それぞれの思いの丈をそれぞれの言葉で話してもらう予定です。

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恒例の官庁御用始めの式。
村長挨拶の中で、「民主主義とは」という話があった。

民主主義とは、いわゆる多数決による多数派主義のこと。その結果として多数決を取らなければ物事が決められなくなってしまった。
例えば消費税増税の問題。誰しも今の日本の財政状況ではいずれ立ち行かなくなることは明白なのにも関わらず、税金が上がり、負担が増えるのが嫌だから増税に反対する。

増税反対派が多数派になるとどうだろうか。「税率を上げなければならない」という共通認識があるのにも関わらず、「負担が増えるのは嫌だ」という理由で結果的に増税できなくなる。これが「民主主義」なのだろうか?

専門家と呼ばれる人たちに意思決定権を投げ渡し、右を向けといえば右を、左を向けといえば左を向くようにしかできない、自ら考えることをしなくなった国民はまさに国に飼われた家畜である、というある方の話と今回の村長の話とが重なって、妙に自分の中で納得したというか、腑に落ちた感覚に包まれた。

日本は古来から稲作中心の小規模集約農業が営まれてきた。「自立」と「共生」が成り立っていたために、小規模集落が無数にあったがそれぞれが個々に存在することができた。しかし、明治維新後にアメリカ主導で推し進められてきた民主主義と西洋式により、農業でいえば大規模化と機械化が進み、化学肥料や農薬の台頭も合わさって、大量生産大量消費を前提として効率ばかりが追い求められ続けた。

結果、文化が衰退するとともに自立や共生の精神も衰退していき、農業も衰退してしまった。

自分さえよければ、という考え方。
金さえあればなんとかなる、という考え方。そんな考え方が余りにも充満しすぎてやしないだろうか。
それは結局自分のためになることはない。

今回の震災で「絆」という言葉が盛んに叫ばれたが、絆は本来元々至るところで当たり前のようにあったいわば文化の象徴のようなものだったはずだ。
それが時代の流れ、西洋化の流れの中でいつしか忘れ去られてしまった。

人は人に、自然に生かされて生きている。自立と共生。この二つこそが今の地球に必要なことなんだと思う。

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今年も残すところわずかとなりました。
昨年の年末年始は1年ぶりに実家で過ごした年でしたが、今年は泰阜村で年越しをします。
1年前のブログを振り返ってみると、1月3日にブログで今年の目標を3つ掲げていました。

1.「やるべきことをやる」
当たり前のようで実は難しい。それがこの「やるべきことをやる」ということなのではないでしょうか。
今年は昨年の結果を踏まえて、もう一歩踏み込んだ具体的な目標(例えばほうれん草で100万円
の売上をあげる、といったもの)を設定しました。その目標をクリアするためにまずはこの目標をを
掲げました。
→目標の100万円は達成する見通しです。ただ、やるべきことをその都度やれていたか、という
とそうでなかったなぁと反省しています。。。


2.「考えて行動する」
1と少し似ていますが、行動する前にまずその行動をする意味があるのか、他によりよい方法がない
かを考慮して行動に移すようにしたいです。
行動してから考えることを良し、とする考えもありますが、僕には合いませんでした。
ただ、考えすぎて行動できないことが一番の愚であることは言うまでもありませんが。
→考えて行動できたと思います。今日、
知覚動考(ともかくうごこう)という言葉を初めて知りました。「知って、覚えて、動いて、考える」考えて行動すると、マイナス思考が働きやすい。まずは行動してみて結果を見て考察する。来年はこの思考もおりまぜながら、良い結果
を出せるように頑張りたいと思います。

3.「刺激(好奇心)を求め続ける」
村の中に長くいるとどうしても頭が凝り固まっていくのがわかるので、なるべくマンネリ化しないように
いろんな人の話を聞いたり、村外に足を運んだりして、常に何かしらの刺激や好奇心を求めて考え方
を柔軟に保ちたいと思います。
昨年はほとんど本を読まなかったので、今年は昨年読もうと思って買って読んでいない本たちを処理
していきたいです。
→本は今年もほとんど読みませんでした。。。興味ある本を買ったり借りたりして積んだままの、いわゆる「積ん読(つんどく)」状態です。最近つねづね思うのは、当たり前かもしれませんが、いろんな経験や知識を持っているとそれだけで豊かになれるなぁってことです。考え方はやや凝り固まってきている気がしています。考えるための知識や経験をもっと積みたいなぁ。


今年は協力隊も増え、またやることも増え、いろんな人との出会いもあり、良いことも悪いこともたくさんありました。年も1つ重ねました。本当に公私ともに濃い濃い1年でした。それだけに、振り返ると本当一瞬の出来事のように感じるのだと思います。

来年はどんな年になるのでしょうか。でもどんな年にするかは自分次第ですが。

今年最後のブログです。
拙い文章で恥ずかしいですが、それでもこまめにチェックしてくれている皆さん、また泰阜村の取り組みに興味を持って見守っていただいている皆さん、お世話になりました。

皆様の来年が今年より良い年でありますように。
来年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします。


2011年 12月31日 
地域おこし協力隊 川上和浩

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「協力隊直売所」として、平成22年4月からスタートした無人直売所。
今年の4月には南地区に2号店をオープンし、多くの方に利用していただいています。

これからも多くの方に直売所を利用してもらいたい!それは売る側、出す側のどちらにとってもです。
そこで、新年1月1日より直売所規約を下記の通り一部改定します。


1.手数料      現在 15%     →    改定後 10%

2.販売価格     現在 50円単位  →    改定後 10円単位



改定の背景には、前述のとおりより多くの方に利用していただくことはもちろん、取り扱う量や額も徐々にですが多くなってきている中、維持管理費としていただいていた手数料を還元する意味もこめて、また出す側も100円では安いけれど、150円では高いといった、価格設定についての要望があったことがあります。



現在、4月から活動してくれる地域おこし協力隊を広く募集しています。
詳しくは下記URLまでどうぞ。

長野県泰阜村 地域おこし協力隊募集ページ

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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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