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講談社新書 浅川芳裕著「日本は第5位の農業大国」読みました。
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mixiでこの本が話題になり、早速購入したものの、いつものように買って満足して
しまっていました(笑
しかし、今年は読書を通じていろんな考えに触れることで自分の考えを深めたい、との思いから
年明けから比較的サクサク読書が進んでいると思います。既に2冊目の読破は自分の中では
かなりのハイペースです。

本の内容の全てが本当かどうか、この本を通じただけでは調べようがありませんが、今まで日本の
農業は高い技術を持ちながらも世界的に見てなぜこんなにも良いように言われないのだろうか、と
漠然と思っていましたが、この本を読んで農業衰退論そのものが、国家レベルでの陰謀というか、
策略によって作られた幻想に近いものなのだ、といったところが垣間見えてとても参考になりました。

◯日本の自給率41%という数字はカロリーベースであり、生産額ベースだと60%にまで向上する。
そもそも他国で自国の自給率を計算している国は日本以外ない。
◯食料安全保障=自給率ではないこと
◯耕作放棄地が増えるのは、単にその場所が耕作に適さない場所であったことに加えて今ある農地
の生産性が飛躍的に向上しているため耕作放棄地の増加=農業の衰退では決してない
◯農業従事者の高齢化は、趣味的に農業を行っている大半の擬似農家のことを指し、統計上高齢化が
進んでいるように見えてしまうためで、第一次産業の行方を左右するほどの問題ではない
◯所得補償制度は農家の向上心を削ぐだけでなく、税金のバラマキであって、欧州で行われている
「所得の底支え」の意味での所得保障とは根本的に異なるもの

などなど、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないことばかりが書かれていました。
この本を読んで、大学の後輩が「日本の自給率を向上させたいと思って就農をを希望していたのに・・・」
と困惑気味に話をしていたことを思い出しました。

個人的に感心したのは、だいたいこの手の本は、その原因を追求し、批判や分析一辺倒に終わって
しまうものが多いのですが、著者がそれらを踏まえて内容の善し悪しは別として、その対案を示して
いること。計画(plan)がありその計画を実行するための行動(action)がなければ説得力にかけて
しまうというのは、泰阜村に来て教わりました。(村の人からではありませんが)

既に6,7冊読まれるのを待っている本があるので、読み終わり次第感想を述べていきますー

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誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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