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クリスマスの今日、100%泰阜村でできたそば粉を梨久保集落で希望した人に配って回った。

当初、梨久保、漆平野の2つの限界集落と呼ばれる集落でそばを栽培し、収穫から脱穀、選別までを各集落の人と共に作業してもらい、製粉する一部を臼で挽ければな、そしてそこの人と一緒にそばを食べれたらいいなぁという構想を描いていました。

しかし、取り組み始めてみると、そばを栽培する場所を確保できなかったり、一緒に作業できるほどのずくがなかったり、さらにはそば自体がそんなに好きではない、というようないろいろな事情が出てきたので、当初の構成を修正せざるを得なくなったのです。

でもまぁこれはしょうがないことかなぁと。あくまで構想は構想であって、理想と現実があるわけで。
理想と現実のすり合わせは否が応でもやっていくことが普通なんだろうなって思いました。

そばを栽培予定の畑が使えない、でも実際は使えないのではなく、そこで作り始めて無事にそばを収穫することができるのだろうか、もしそばを収穫できなかったらかわいそうだ、そういう気兼ねの気持ちが根底にはあるのです。そういう気持ちは率先して察するべきですよね。
また、ずくが無い人に無理に作業してもらうワケにもいかないし、そばを好きじゃない人に良かれと思って無理にそばを食べさせようとしてもなんの意味も無い。誰が喜ぶのか。

目的は少しでも集落を元気づけたい、そういう思いで取り組んできましたが、以上のようなことが起こることは目的には決して沿うものではないし、そうさせないためには必要に応じて内容を調節して良く必要があったのです。

その時々の諸事情に応じて適宜調節をしていった結果、
1.梨久保、漆平野でのそば栽培→峠田、漆平野での栽培に変更
2.収穫~選別までを集落の人々と共同作業→脱穀、選別を集落の人、村の人と共同作業
3.一部を臼で製粉する→全量製粉委託
4.集落の人と一緒にそばを食べる→そば粉の配布、そばがきやそば団子として一緒に食べる
と、変更しました。

そして、今日梨久保集落では、みんな集まってそばを食べるずくが無いという意見や、そば自体がそんなに好きじゃないという意見から、希望する家にそば粉という形でそばを配布することにしました。
梨久保では5戸へそばを適量配布しました。
8f01c92d.jpeg 7b0a24a6.jpeg
理想通りにはならなかったけれど、
「こんなに尊いそば粉をわざわざありがとうね」
といった言葉をかけてもらっただけで、やった甲斐があったなぁと思っています。
年明けに感想を聞ければ、と思います。

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男性
誕生日:
1986/05/08
職業:
地域おこし協力隊(役場嘱託職員)
自己紹介:
新たに地域おこし協力隊を2名加えて、総勢3名で取り組んでいるほうれん草栽培をメインとした村おこし。

今年はなんとしても夏ほうれん草を成功させて、成功モデルケースの土台を固めたいところです。そのためにも、みんなで力を合わせて良い状況に持って行きたいです!
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